3月の鉱工業生産、0.9%低下 在庫指数は基準年15年以来最高

2019/4/26 10:12
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経済産業省が26日発表した3月の鉱工業生産指数(2015年=100、季節調整済み、速報値)は前月比0.9%低下の101.9だった。低下は2カ月ぶり。QUICKがまとめた民間予測の中心値(0.1%減少)を下回った。在庫指数は1.6%上昇の104.0と基準年となる2015年以降では最高となった。

経産省は生産の基調判断は「生産は足踏みをしている」から「生産はこのところ弱含み」に下方修正した。「弱含み」という表現は15年8月以来。

業種別では、15業種中7業種で低下した。自動車工業が3.4%減少、半導体製造装置などを含む生産用機械工業が6.7%減少して全体を下押しした。中国経済の減速による輸出減が影響した。

一方、半導体メモリーなど電子部品・デバイス工業は5.8%増加した。汎用・業務用機械工業や無機・有機化学工業も増加した。

出荷指数は0.6%低下の101.6と2カ月ぶりに低下した。自動車工業、生産用機械工業、金属製品工業など9業種で低下した。

在庫指数について経産省は「やや積み上がっている印象」と話した。15業種中12業種で上昇した。

1~3月期の生産指数は前の期比2.6%低下の102.3だった。低下幅は消費税増税直後の14年4~6月期(2.9%低下)以来の大きさだった。

製造工業生産予測調査によると、4月は2.7%上昇、5月は3.6%の上昇だった。4月は3月に減少した輸送機械工業、生産用機械工業が反動で上昇する見通し。5月は輸送機械工業、電気・情報通信機械工業などが上昇する見込み。経産省は「企業は増産していく強気の見通しだ」と説明した。

同予測は下振れしやすく、経産省が予測誤差を除去した先行きの試算は4月は0.5%低下だった。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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