巨額上場申請のアント、目論見書からみえた出資攻勢
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【NQN香港=川上宗馬】中国電子商取引(EC)最大手のアリババ集団傘下の金融会社アント・グループが、他企業への出資攻勢による自らの経済圏拡大に動いている。25日に香港と上海の両市場への上場を申請した際の目論見書によると、7月以降だけで少なくとも15社、計94億元(約1400億円)以上の投資案件があることが分かった。新規株式公開(IPO)で最大300億米ドルに達する可能性がある過去最大規模の調達資金...
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