黒田日銀総裁、日本経済「4~6月期GDP、相当落ち込む」 オンラインイベントで講演

2020/6/26 9:29
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日銀の黒田東彦総裁は26日、ハーバード・ロースクールと金融システムに影響を及ぼす問題に関する研究や国際シンポジウムの開催を手掛けるPIFSが共催するオンラインイベントで講演した。新型コロナウイルスによる日本経済への影響について「日本は米国と同様に深刻な状況にあり、4~6月期の国内総生産(GDP)は相当落ち込むとみている」と述べた。その上で「情勢を注視し、必要に応じて対応する」との姿勢を改めて示した。

金融政策については「我々は企業の資金繰り支援や金融市場の安定に焦点を当てている」と話した。その上で日銀が導入する長短金利操作(イールドカーブ・コントロール)については「イールドカーブ全体をさらに低くする必要はないと考えている」と述べ、現時点での利下げに否定的な考えを示した。

実体経済の落ち込みに対して株式相場に過熱感が出ているのではとの指摘については「株式市場は、年後半にかけて経済が回復していくとの見通しに基づいている」と述べた。現在の株価水準については「不自然だとは思わない」と話した。

金融緩和政策の「出口」については「(日銀が掲げる)2%の『物価安定の目標』が達成されるまで、拡大した日銀のバランスシートを元に戻すことはしない」と述べ、新型コロナへの対応が終わった後も物価上昇に向けて金融緩和を継続していく姿勢を示した。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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