<米国>スクエアが大幅続伸 アナリストの目標株価引き上げ相次ぐ
【NQNニューヨーク=戸部実華】(米東部時間11時、コード@SQ/U)25日の米株式市場で決済サービスのスクエアが大幅に続伸して始まった。株価は一時、前日比6.5%高の91.66ドルまで上昇した。アナリストによる目標株価の引き上げが相次いだのを好感した買いが優勢になっている。
野村グループのインスティネットは25日付のリポートで目標株価を従来の86ドルから125ドルに引き上げた。スクエアの決済サービスを採用する大手企業が過去3年で著しく増え、決済取扱高が大幅に拡大していると評価した。利益率が高い大手企業の利用拡大で収益も伸びると指摘。今後の成長を考慮すればバリュエーション(投資尺度)は魅力的で、高成長銘柄で構成する「FANG」にスクエアの「S」を加えて「FANGS」と呼ぶべきだとの見方を示した。投資判断は「買い」で据え置いた。
ジェフリーズは25日付のリポートで目標株価を従来の63ドルから88ドルに上方修正した。スクエアの決済事業が注目されやすいが、融資サービススクエア・キャピタルなどを含むサブスクリプション・サービス部門が長期的な成長のカギを握るとの見方を示した。投資判断は「中立」で据え置いた。
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