2018年1月20日(土)

水素価格を5分の1に 政府、基本戦略を決定

経済・政治
ビジネス
2017/12/26 11:03
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 政府は26日午前、首相官邸で関係閣僚会議を開き、エネルギー源としての水素の普及に向けたビジョンを示す「水素基本戦略」を決定した。利用の増加へ官民一体で取り組みを進め、2050年を目標に価格を現在の5分の1まで下げる。化石燃料からの置き換えを通じて温室効果ガスの削減にもつなげる。

 基本戦略は需要面のけん引役として燃料電池車(FCV)などモビリティと水素発電の2つを掲げた。技術開発や規制改革を行って水素ステーションの整備を進め、FCVを現在の400倍にあたる80万台程度に増やす。同時に燃料電池を使ったバスやフォークリフトの普及も進める方針。環境への負荷が少ない水素発電の技術開発も急ぐ。

 供給面では、褐炭や再生可能エネルギーの余剰分といった安価な原料を利用する。大量に輸入できるよう国際的なサプライチェーンも構築し、コスト削減を目指す。再生可能エネルギー由来の安価な水素の活用も模索する。

 水素は現在、年間で200トン程度しか利用されていないが、政府はFCVの普及で20年には4000トンまで増えると見込む。価格は30年には現在の3分の1程度まで下がるとみられ、発電にも使いやすくなれば30年には利用量が30万トン程度まで増える見通し。水素の普及・活用を通じて、エネルギー自給率の向上や成長産業の育成を目指す。〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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