日銀の政井委員「必要あれば追加の政策対応」 津市で講演

2019/9/25 11:18
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日銀の政井貴子審議委員は25日、津市で開いた金融経済懇談会で講演した。日銀が公表した講演の要旨によると、各国の中央銀行が予防的な金融緩和政策をとっていることに関連し「日銀としても、海外経済を巡るリスクをしっかり点検し、それが国内の経済・物価動向にどのような影響を与えるかを慎重に見極めることが肝要」とし、「必要があれば追加の政策対応を行うこともあり得る」との立場を示した。

物価上昇率については「幾分上昇に一服感がみられる」と指摘し、「(物価安定目標の)2%の実現にはなお距離はある」としたものの、企業の値上げや賃金の上昇を背景に「(物価上昇の)モメンタムが再び強まる兆しがみられる」と期待を示した。ただ、海外経済は緩やかな成長の中で減速の動きが続いていると指摘し、「(為替相場の変動や商品市況の動向を通じて)物価に対してネガティブな影響を与えることを懸念している」とも述べた。

10月の消費増税については、軽減税率などの平準化政策で消費の下押し圧力は限定的としながらも「足元の地政学的リスクの一層の高まりとも相まって、先行きの消費に与える影響など注視している」と警戒感を示した。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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