三菱UFJ証券、カブコムを子会社化 グループ戦略強化
三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)傘下の三菱UFJ証券ホールディングス(HD)は25日、カブドットコム証券(8703)を子会社化すると発表した。筆頭株主の三菱東京UFJ銀行から4月1日に取得し、出資比率を50.6%(議決権ベース)に高める。2014年9月末時点では11.8%だった。直近の時価ベースで約500億円の出資に相当する。三菱東京UFJ銀の出資比率は株式の譲渡後、従来の44.9%(同、14年9月末時点)から6.0%に下がる。
三菱UFJ証券HDを軸にグループの証券戦略を強化する一環としている。投資情報の相互提供や共同セミナー開催、カブコムのIT(情報技術)活用によるグループ内のシステム基盤の強化などを検討している。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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