ぴあにサイバー攻撃、補償で特損計上 17年3月期
ぴあは25日、運営を受託している一部のサイトにサイバー攻撃があり、最大で約15万5000件の個人情報が流出した可能性があると発表した。クレジットカードの決済情報も漏れ、一部では不正使用も確認されているという。
ぴあによると、サイバー攻撃があったのはプロバスケットボールの「Bリーグ」のチケットサイトやファンクラブ受付サイト。3月中旬にカード不正使用の情報があり調査した結果、発覚した。流出した可能性があるのは16年5月から17年3月にかけてBリーグ会員に登録した客の情報で、最大約15万5000件という。うちカードの決済情報は3万2000件で、4月21日時点で197件(630万円)の不正使用が確認された。
ぴあは「攻撃があったサイトは他のサービスとは完全に切り離されている」としている。
ぴあは同日、顧客への補償費用などの特別損失が発生するとして、前期(2017年3月期)の連結純利益予想を前回予想(前の期比1%減の12億円)から引き下げ、前の期比21%減の9億5000万円に修正した。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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