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米国・欧州株概況

NY株ハイライト 先高観が支える相場、運用リスク取り過ぎには警鐘も

2019/12/25 7:41
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【NQNニューヨーク=横内理恵】24日の米株式市場ではダウ工業株30種平均は4営業日ぶりに反落した。過去最高値圏で利益確定売りが出たものの、下値は堅かった。一段高への期待から投資家心理は強気に傾いたままで、市場参加者の少ない年末年始の米株式相場を支えそうだ。

昨年のクリスマス前後の米国株は急落に見舞われた後で急上昇するなど、不安定な展開だった。世界景気の先行き懸念が強まるなかで、米連邦準備理事会(FRB)が利上げを続けることへの警戒感が相場を揺さぶった。もっとも売りが加速した2018年12月19~26日の4営業日のダウ平均の下げ幅は1883ドル。12月1カ月間では2200ドルあまり下げた。

あれから1年、米中は貿易交渉「第1段階」の合意に達し、米中関連のリスクはひとまず後退している。FRBによる予防的な利下げが米景気を下支えし、ファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)も悪くない。ダウ平均は12月に入って460ドルあまり上昇した。ワシントン・クロッシング・アドバイザーズのチャド・モーガンランダー氏は「地合いの良さから、目先も緩やかな株高が続く可能性が高い」と予想する。

年初からの上昇率率をみると、ダウ平均は24日までに22%上昇。多くの機関投資家が運用指標とするS&P500種株価指数は29%上げた。今年のS&P500の上昇率は2013年以来の大きさとなりそうだ。割高感や高値警戒感が意識されやすく、20年の上昇余地は必然的に小さくなる可能性がある。

低金利や米景気拡大を背景に、20年にかけても相場上昇を予想する市場参加者は多い。モーガンランダー氏もその1人だ。ただ「割高感を解消できるぐらいに企業業績が拡大するかがカギになる」と慎重さものぞかせる。顧客には、相場変動に備えて負債比率の高い企業の株や高利回り社債などの保有をやや減らし、リスク回避時に買われやすい金を取得するよう推奨しているという。

金融緩和が長期化するなか、投資家が運用リスクを取り過ぎていると警鐘を鳴らす声もある。グッゲンハイム・インベストメンツの最高投資責任者(CIO)のスコット・マイアード氏は23日、「98年のFRBの利下げは景気を支えたが、過剰な流動性が株価を押し上げ、00年のIT(情報技術)バブルを招いた」と指摘。社債の金利上乗せ幅(スプレッド)が過去最低に近づいていることなどを挙げ、「投資の過熱などが極限に達し、崩壊に転じる『ミンスキー・モーメント』の前兆に特有の状態だ」との見解を示した。

バブル崩壊も意味するミンスキー・モーメントが近づいているかは誰にも分からない。ただ投資家は「買えば上がる」という好地合いを謳歌する一方で、投資環境が様変わりするリスクにも留意しておく必要がありそうだ。

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