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米株高が支え、安倍首相の動向に関心

(先読み株式相場)

25日の東京株式市場で日経平均株価は続伸か。前日の米株式相場が大幅上昇し、日本株にも買いが入りやすいだろう。ハイテク株に加えて経済正常化に向けた期待感から景気敏感株にも買いが広がれば、日経平均の上値余地は広がりそうだ。前日の終値(2万2985円)と比べて300円ほど高い2万3300円への上昇を見込む声があった。一方、低調な商いが続くなか、様子見の投資家も多そうで、買い一巡後は上値の重い展開になることも想定される。

24日の米株式市場で米ダウ工業株30種平均は前週末比378ドル高の2万8308ドルと、ほぼ半年ぶりの高値で終えた。米食品医薬品局(FDA)が新たな新型コロナウイルスの治療法を特別認可したのを受け、感染拡大を抑制し、経済活動を後押しするとみた買いが優勢だった。ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数と多くの機関投資家が運用指標とするS&P500種株価指数は最高値を付けた。

日本国内では新型コロナの感染について予断を許さない状況が続く一方、ピークを過ぎたという見方も出ている。今後のワクチン開発進展に向けた期待感もあり、きのうの米株高を好感する投資家は多そうだ。日本時間25日早朝の大阪取引所の夜間取引で日経平均先物は上昇した。9月物は前日の清算値と比べ150円高い2万3150円で終えた。

東証1部の売買代金はきのうまで6日連続で2兆円を下回り、2019年12月23日から大納会にかけての6日連続記録に肩を並べている。米中関係や、週末に控える米カンザスシティー連銀主催の国際経済シンポジウム(ジャクソンホール会議)に対する様子見ムードも漂うなか、夏枯れの様相が強まっている。一部の好業績銘柄に資金が集まりやすくなっており、きのうは任天堂株が年初来高値を更新し、次の大台の6万円も近づいている。相場の本格的な上昇には物色の対象が広がることが欠かせない。

安倍晋三首相は24日、都内の病院で受けた検査の結果に関して自らが説明する機会を設ける考えを示した。体調不安説がくすぶるなか、首相の動向にも関心が高まっている。

きょうは8月の独Ifo企業景況感指数、8月の米消費者信頼感指数などの指標の発表がある。セールスフォース・ドットコム、ヒューレット・パッカード・エンタープライズ(HPE)の決算発表もある。国内の新規株式公開(IPO)では、インターファクトリーがマザーズ市場に上場する。

〔日経QUICKニュース(NQN) 尾崎也弥〕

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