有効求人倍率、11月は1.25倍に上昇 23年10カ月ぶり高水準

2015/12/25 8:30
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厚生労働省が25日発表した11月の有効求人倍率(季節調整値)は前月比0.01ポイント上昇の1.25倍と、1992年1月以来23年10カ月ぶりの高水準だった。改善は2カ月ぶり。QUICKがまとめた民間予測の中央値(1.24倍)を上回った。厚労省は「景気の回復傾向に伴って、求人の増加が続いている」としている。

雇用の先行指標となる新規求人倍率は0.10ポイント上昇の1.93倍と、大幅に改善した。1991年11月(1.94倍)以来24年ぶりの高水準。前年同月と比べた新規求人数(原数値)が9.3%と大幅に増えた。業種別では医療・福祉業が9.9%増、卸売・小売業が11.5%増、宿泊・飲食サービス業が19.6%増、製造業が9.7%増など、主要業種で求人が増えた。高齢化に伴って医療関係の求人も引き続き増えているほか、訪日外国人客の急増などを背景に小売業や宿泊業でも求人が出ている。

有効求人倍率はハローワークで仕事を探す人1人に対する求人件数を示す。倍率が高いほど求職者は仕事を見つけやすいが、企業は採用しづらくなる。11月は有効求職者数(季節調整値)は0.2%増えたものの、有効求人数も増えたことが倍率を押し上げた。正社員の有効求人倍率は0.79倍と、前月比0.02ポイント改善し、調査を開始した2004年11月以来で最高を更新した。都道府県別で最も有効求人倍率が高かったのは東京都の1.85倍、最も低かったのは鹿児島県の0.90倍だった。〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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