日銀意見、金融市場「実体経済の厳しさと比べ高値」6月会合

2020/6/24 9:54
保存
共有
印刷
その他

日銀は24日、15~16日に開いた金融政策決定会合における政策委員の「主な意見」を公表した。株式相場が回復基調にある金融市場について「先行きへの期待から、足もとの実体経済の厳しさと比べると高値となっており、資産価格に修正が生じないか、今後の市場動向を注視する必要がある」との意見があった。

国内経済については、新型コロナウイルス感染拡大の影響により「きわめて厳しい状態にある」との意見があった。一方で、景気の下押し圧力に直面しているものの「足もとは底打ちがうかがわれる状況でもある」との見方もあった。景気回復のテンポについては「緩慢になる可能性が高い」との指摘があった。

物価については「当面、感染症や原油価格下落などの影響を受けてマイナスで推移するとみられる」など下振れリスクを懸念する意見が多かった。長い目でみた場合、予測可能な将来に「物価がモメンタムをもって(日銀が物価安定目標とする)2%に近接していく姿を予想することは難しい」との声もあった。

金融政策については「企業の資金繰り支援により雇用を守ることが優先課題」との意見があった。「新型コロナ対応を企図した日銀の政策措置はおおむね出そろった」ことから、当面は「政策の効果を丁寧に確認・検証することが望ましい」とする意見もあった。3月以降の金融緩和措置について「所期の効果を発揮している」との声も出た。

一方で「デフレに陥ることは『物価安定の目標』達成の重大な障害になりうる」として「先を見越した追加緩和が現時点で必要」との意見も出た。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

保存
共有
印刷
その他

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL

電子版トップ



[PR]