2019年8月20日(火)

木内委員、長期金利目標「近い将来の引き上げには大きな問題」講演で

2017/2/23 10:52
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日銀の木内登英審議委員は23日、甲府市で開いた金融経済懇談会で講演し、現在「ゼロ%程度」としている長期金利の操作目標について、「頻繁に見直すと目標に対する信認の低下を招き、市場を不安定化させるリスクがある」と述べた。物価上昇率が低迷するなか「近い将来に長期金利の目標水準を引き上げることには大きな問題がある」とも指摘した。

木内委員は2016年9月の導入時点から、長短金利操作(イールドカーブ・コントロール)に反対をしている。その理由として、国債買い入れペースの一段の拡大を強いられるリスクがあると指摘。「『量』と『金利』は一体的に決まるため、両方に明示的な目標を設定しつつ安定的な金融調節をすることは難しい」として、16年11月以降の米長期金利の上昇に伴う国内長期金利への押し上げ圧力は「長期金利操作への最初の試練」と指摘した。また、長期金利操作は「金利変動を通じた経済の自動安定化装置機能を損ねてしまう」として、操作しない場合と比べて経済を不安定化させてしまう可能性があるとの考えを示した。

固定利回りで国債を買い入れる指し値オペ(公開市場操作)や長期固定金利方式の共通担保資金供給オペについて、金利操作を高める可能性がある一方、「国債市場の機能を著しく損ねて国債市場を不安定化させることや、金融市場全体の価格体系をゆがめかねない」と述べた。〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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