2019年4月24日(水)

ホンダ八郷新社長「世界6極で経営進化」 会見一問一答

2015/2/23付
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ホンダは23日、伊東孝紳社長(61)が取締役相談役に退き、後任社長に八郷隆弘常務執行役員(55)が昇格する人事を発表した。6月開催予定の株主総会後の取締役会で正式に決める。

八郷氏は同日都内で開いた記者会見で「幅広い経験が強みと思っているので、その経験を反映していきたい」などと述べた。会見の主なやりとりは以下の通り。

ホンダの新社長に決まり、記者会見する八郷隆弘常務執行役員(左)と取締役相談役になる伊東社長(23日午後、東京都港区)

ホンダの新社長に決まり、記者会見する八郷隆弘常務執行役員(左)と取締役相談役になる伊東社長(23日午後、東京都港区)

――なぜ今のタイミングで社長交代を決めたのか。

伊東氏「(2009年6月の)社長就任時は(リーマン・ショック後の)世界同時不況があり、それまでは先進国主導だった自動車業界が、世界各地で運営する体制に変わった。地域ごとに自立を促すのがテーマとなり、八郷氏などキーになる人を世界各地に送った」

「いまは地域がおのおの自立するタイミングに差し掛かった。そこで私がグローバルな地域で活躍してきた人々を本社でボード(取締役会)に据え、トップもその経験者を起用することで、世界でホンダ製品が喜ばれていく体制が加速するのではと思った。それが今回のタイミングだった」

――八郷氏の評価は。

伊東氏「八郷氏は(本田技術)研究所時代に米国に駐在、その後は本社役員となり、グローバル化の中で欧州事業の整理にもあたってもらった。中国でも複雑なビジネス環境を整える仕事をしてもらった。そうした経験がこれからのホンダの事業運営に必ず役に立つと考えている」

――2016年度に世界販売600万台という目標を掲げる中で、相次ぐリコール(無償修理・回収)などの問題も出た。経営責任をどう考えるか。

伊東氏「任期中は困難なこともあった。600万台という数値は、各地域の自立化の象徴として掲げた。それ相応の効果があったという認識だ。国内では、残念ながら複数回のリコールがあった。研究開発分野の課題が大きいと考え、体制を変えて安定的な道筋を開いたと思う。何よりもこれからますます、変化が激しく競争が激化する国際環境の中で、若い人のエネルギーで引っ張っていく好機だと捉え人選した」

――今後経営のポイントとなる点は。

八郷氏「2015年は今までやってきたことに花が咲く。ホンダらしいチャレンジング(挑戦的)な技術や商品を継続的に出していく。グローバルなオペレーションを(日本、中国、アジア大洋州、北米、南米、欧州の)世界6極でさらに進化させることが私のテーマだ。(15年の参戦復帰を発表した)F1(フォーミュラ・ワン)を含め色々とチャレンジしていきたい」

――新社長就任の打診は、どの場所でどのような言葉で、いつごろ言われたのか。

八郷氏「年明けに中国にいるとき、伊東氏から電話で話があった。予想していなかったのでビックリしたが、伊東氏から『我々がホンダで経験したことを生かしてほしい』と言われ、重責だったがお受けした。研究所時代では米国、直近では欧州と中国という地域本部も経験した。二輪や汎用品にも携わり、幅広い経験が強みと思っているので、その経験をホンダ事業に反映していきたい」

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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