4月の貿易収支、3カ月連続の黒字 熊本地震で輸出減

2016/5/23 9:57
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財務省が23日発表した4月の貿易統計速報(通関ベース)によると、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は8235億円の黒字(前年同月は583億円の赤字)だった。貿易黒字は3カ月連続。黒字額は2010年3月以来、6年1カ月ぶりの高水準だった。原油安で輸入額の減少幅が大きくなった。黒字幅はQUICKがまとめた市場予想(5350億円の黒字)を上回った。

輸出額は前年同月比10.1%減の5兆8892億円と、7カ月連続で減った。対米輸出は11.8%減と2カ月連続で減少。品目別では自動車が4.4%減と、14年11月以来、1年5カ月ぶりに前年割れした。4月下旬に発生した熊本地震により、大手車メーカーの部品工場が生産を停止した影響が出た。中国を含むアジア向けは、台湾向けの鉄鋼半製品などの輸出が振るわず、11.1%減った。

対ドルの円相場が111.23円と前年同月から7.2%の円高となったことも輸出額の減少要因。対世界の輸出数量指数は4.6%低下し、2カ月連続でマイナスとなった。

輸入額は23.3%減の5兆657億円と、16カ月連続で前年実績を下回った。金額は11年2月以来、5年2カ月ぶりの低水準。原油価格が下落し、サウジアラビアからの原粗油やカタールからの液化天然ガス(LNG)などの輸入額が減った。〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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