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米金利、10年物と3カ月物が逆転 11年半ぶり 世界景気に懸念

【NQNニューヨーク=滝口朋史】22日のニューヨーク債券市場で長期金利と3カ月物の短期金利が逆転した。逆転は2007年8月以来ほぼ11年半ぶり。欧米の景況感指数の悪化を受け、景気の先行きへの警戒感が改めて強まった。一方、米連邦準備理事会(FRB)の利上げを背景に短期金利は下がりにくくなっており、逆転につながった。

電子取引のトレードウェブによると、米長期金利の指標である10年物の米国債利回りは一時2.42%と18年1月上旬以来ほぼ1年3カ月ぶりの水準に低下(価格は上昇)した。一方、3カ月物の米財務省証券(TB)は2.46%台で推移している。期間が長い金利が短い金利を下回る「長短逆転(逆イールド)」は先行きの景気後退を示唆する現象とされる。

長期金利が低下したのは景気の先行きに対する警戒感が背景だ。IHSマークイットが発表した3月の米購買担当者景気指数(PMI)速報値で製造業指数が0.5ポイント低下し、52.5と1年9カ月ぶりの低水準になった。ユーロ圏のPMI速報値でも製造業指数がほぼ6年ぶりの水準まで悪化した。

FRBは20日まで開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)で19年中の利上げを見送る姿勢を示したが、これまでの利上げで短期金利の指標であるフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標は年2.25~2.50%となっている。期間の短い金利ほど政策金利の影響を受けやすいため金利逆転につながった。

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