FRB「景気は堅調に拡大」 政策は「経済指標次第」、金融政策報告書

2019/2/23 2:29
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【NQNニューヨーク=川内資子】米連邦準備理事会(FRB)は22日、米議会に半期ごとに提出する金融政策報告書(通称ハンフリー・ホーキンス報告書)を公表した。「米経済は2018年後半に総じて堅調なペースで勢いを増し、労働市場は一段と力強さを増した」との認識を示した。前回1月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で政策決定を巡っては、「昨年終盤の世界経済や金融市場の弱含みやインフレ圧力の鈍さを鑑みて、金利調整に関して忍耐強くなれると判断した」と説明。先行きの金利調整の時期や規模は「経済指標次第」との姿勢を強調した。

景気を巡っては「米実質国内総生産(GDP)伸び率は3%弱程度とここ数年からかなり拡大した」と指摘。住宅市場は減速したが、個人消費や企業の堅調さがけん引したとの見方を示した。一方、個人や企業の景況感の一部は「金融市場の変動の高まりや世界経済の見通しへの懸念などを背景に昨秋以降弱まった」と指摘した。米国外の経済は欧州や中国などを中心に「17年から相当に減速した」との見解を示した。

先行きの政策金利の調整は「今後のデータが示唆する経済見通しによって導かれる」と主張した。FRBが保有する金融資産の縮小を巡っては「終了に向けて経済や金融状況を照らして詳細を調整する用意がある」との姿勢を改めて示した。

FRBは金融政策報告書を年2回(通常2月と7月)議会に提出するのにあわせ、議長が上下両院での証言と議員の質疑応答に臨む。パウエル議長は26日に上院、27日に下院で証言する予定になっている。

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