2019年8月19日(月)

小幅続伸か 米利上げ見送りも円高重荷(先読み株式相場)

2019/3/22 8:06
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22日の日経平均株価は小幅続伸か。米連邦準備理事会(FRB)が米連邦公開市場委員会(FOMC)で年内の利上げを見送る方針を示した。前日21日の米株式相場が上昇しており、日本株買いにつながるだろう。半面、米長期金利の低下を背景に円相場が上昇しているのは自動車など輸出関連株の重荷になりそう。20日終値(2万1608円)をやや上回る水準で売買が交錯しそうだが、円相場が一段と強含むようなら下げに転じるとの見方もある。

春分の日で東京市場が休みだった21日の米ダウ工業株30種平均は反発し、前の日に比べ216ドル高の2万5962ドルで終えた。20日まで開いたFOMCでFRBは年内の利上げを見送り、米国債など保有資産の縮小も9月末で終える見通しを示した。緩和的な「ハト派」との受け止めから金利の低位安定が意識され、PER(株価収益率)が高いIT(情報技術)やハイテク株が買われた。

決算を発表した半導体大手マイクロン・テクノロジーが大幅高となり、21日の米フィラデルフィア半導体株指数は3.5%高と2018年3月以来およそ1年ぶりの高値を付けた。東京市場でも東エレクなど半導体関連が買われ、日経平均をけん引する公算が大きい。

ただ、日本時間22日早朝のシカゴ市場で、日経平均先物6月物は2万1435円と20日の大取清算値(2万1430円)近辺で推移しており、日経平均が大幅高で始まる展開は考えにくい。米長期金利の低下を受けて円相場は1ドル=110円台後半まで円高方向に振れている。自動車など輸出関連株のほか、低金利環境の継続で運用収益が悪化するとの懸念から銀行や保険など金融株には売りが出やすく、相場全体の重荷になるだろう。

個別ではエーザイに注目が集まる。21日に米バイオ医薬品のバイオジェンと開発中のアルツハイマー型認知症の治療薬「アデュカヌマブ」の臨床試験を中止すると発表した。21日のニューヨーク市場でバイオジェン株は29%安で終えた。エーザイ株にも失望した売りが膨らみそうだ。

総務省は2月の全国消費者物価指数(CPI)を発表する。海外ではドイツや米国で3月の購買担当者景気指数(PMI)が発表になる。米国では中古住宅販売件数も公表される。

〔日経QUICKニュース(NQN) 田中俊行〕

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