11月の食品スーパー売上高0.3%増 気温高く飲料など好調
日本スーパーマーケット協会など食品スーパー業界3団体が21日発表した11月の全国食品スーパー売上高(速報値、既存店ベース)は前年同月比0.3%増の8020億円だった。8カ月連続で前年実績を上回った。前年に比べて気温が高く推移したことで飲料や行楽用の弁当などが好調だった。一方で鍋用商材は振るわなかった。
品目別では構成比率の大きい生鮮3部門の合計が0.5%増だった。内訳は青果が2.8%増、畜産が0.9%減、水産が0.7%減だった。総菜は1.7%増、コメや調味料を含む「一般食品」は0.3%増、冷凍食品やアイスクリームなどの「日配」は1%増だった。米の相場が上昇していることや、加工食品の値上げ効果なども寄与した。
地域別では6地域のうち4地域で前年実績を上回った。売上高の大きい関東地方は0.4%増、近畿地方は0.3%減だった。〔日経QUICKニュース(NQN)〕