6月の消費者物価、横ばい エネルギー価格の下落和らぐ

2020/7/21 10:01
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総務省が21日発表した6月の全国消費者物価指数(CPI、2015年=100)は、生鮮食品を除く総合指数が101.6と前年同月比で横ばいだった。前月まで2カ月連続で下落していた。新型コロナウイルスの感染拡大を背景とした原油安に伴うガソリンなどのエネルギー関連の価格下落が和らいだ。食料品や交通費も上昇した。QUICKがまとめた市場予想の中央値は0.1%下落だった。

ガソリンや電気代、都市ガス代などのエネルギーは前年同月比で5.3%下落した。5月(同6.7%下落)と比べると下落率は縮小した。原油価格は前年の同時期と比べると水準は低いままだが、足元では回復基調にある。

高速道路料金の休日割引が6月中旬まで適用除外となっていたことも、交通費の上昇に寄与した。昨年10月の消費税率引き上げの影響による、すしやビールなど外食の価格上昇も続いた。

一方、インバウンド(訪日観光客)の大幅減少や国内の外出自粛の影響で、宿泊費が引き続き落ち込んだ。19年10月からの幼児教育無償化の影響で、幼稚園や保育所などの料金も下落した。

生鮮食品を除く総合では全523品目中、388品目が上昇した。下落は118品目、横ばいは17品目だった。

生鮮食品とエネルギーを除く総合指数は101.9と前年同月比0.4%上昇した。天候不順や、外出自粛に伴う「巣ごもり」需要からじゃがいもやトマトなどの生鮮野菜の価格が上昇した。生鮮食品を含む総合は101.7と0.1%上昇した。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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