大和総研、20年度GDP見通し6.0%減に下方修正 緩やかな回復へ

2020/8/21 13:39
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大和総研は21日、2020年度の実質国内総生産(GDP)成長率が前年度比マイナス6.0%になるとの見通しを発表した。前回(6月8日時点、マイナス5.1%)の予想から0.9ポイント下方修正した。新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐ一定の施策が継続的にとられる前提を「メインシナリオ」とした。経済活動の再開で個人消費が回復するが、経済活動と感染防止対策のバランスを模索して回復のペースは緩やかになるとみる。

20年7~9月期の実質GDP成長率は、前期比年率換算でプラス13%を見込む。同日会見した神田慶司シニアエコノミストは5月の緊急事態宣言中の個人消費について「過剰に抑制された」との見方を示し、7~9月期の高い成長率予想は4~6月期の反動の面が大きいと指摘した。政府による旅行の需要喚起策「Go To トラベル」は4兆9000億円の政策効果があると予想する。

メインシナリオにおける21年度の実質GDP成長率は、20年度比プラス3.4%と、前回予想(プラス2.9%)から上方修正した。

一方、20年10~12月期に日米欧で新型コロナの感染爆発が起き、政府による全国的な緊急事態宣言の再発出となるような状況を「リスクシナリオ」とした。この場合は景気が二番底となり、20年度の実質GDP成長率はマイナス9.3%まで落ち込むと予想する。同時に大規模な金融危機が発生すれば、成長率はさらに下振れすると指摘した。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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