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貿易収支、5月は赤字407億円 輸出低迷、4カ月ぶり赤字

財務省が20日発表した5月の貿易統計速報(通関ベース)によると、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は407億円の赤字(前年同月は2153億円の赤字)だった。貿易赤字は4カ月ぶり。円高やスマートフォン(スマホ)需要の一巡でアジア向けの輸出が振るわなかったうえ、熊本地震で一部の工場が生産を停止した影響が出た。QUICKがまとめた市場予想は265億円の黒字だった。

輸出額は前年同月比11.3%減の5兆910億円と、8カ月連続で減った。米国向けの鉄鋼や、ベトナム向けの半導体等電子部品などが減少した。財務省は「世界的なスマホ需要の一巡が電子部品などの輸出に影響した」と説明している。4月の熊本地震により、自動車メーカーの部品工場が生産を停止した影響も一部残ったという。地域別では、米国向けが10.7%減、中国含むアジアは13.0%減だった。

対ドルの円相場は税関長公示レートの平均値で108.97円と、前年同月と比べ8.8%の円高だった。対世界の輸出数量指数は2.4%低下し、3カ月連続でマイナスとなった。

輸入額は13.8%減の5兆1317億円と、17カ月連続で減少した。原油安でアラブ首長国連邦(UAE)からの原粗油やマレーシアの液化天然ガス(LNG)などの輸入額が減った。原粗油の輸入数量は2カ月ぶりに増加した。〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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