フェイスブック株が連日で大幅安 個人情報流出を嫌気した売り続く

2018/3/21 1:58
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【NQNニューヨーク=川内資子】20日の米株式市場でフェイスブック株が連日で大幅安となり、一時は前日比6.1%安の161.95ドルまで下げた。前日に約5000万人の会員情報が英データ分析会社に不正利用されていたことが発覚。欧米で個人情報に関する規制が強化され、収益の伸びを抑えるとの警戒感から売りが続いた。2日間の下げ幅は12%を超えた。

アナリストは欧米の規制強化の動きが目先のフェイスブック株の重荷になるとみる。ドイツ銀証券は「マイナスの株価材料が当面続いたり、セキュリティーの評判の低下などのリスクがある」と指摘。ただ、収益を大きく押し下げるほどの規制につながる可能性は低く、ドイツ銀の利益予想に基づくPER(株価収益率)は23倍程度で株価は投資妙味があるという。目標株価は235ドル、投資判断は「買い」で据え置いた。

ヘイト・キャピタル・マーケッツは「米議会はフェイスブックに対し、公聴会を複数回開く以上の措置を取る可能性は低い」と分析する。米議会は昨年発覚した消費者信用情報会社エクイファクスの情報漏洩問題で同社を強く追及せず、フェイスブックにも同様に対応するとみる。米連邦取引委員会(FTC)がフェイスブックに制裁金を課す可能性は残るが、個人情報の保護に積極的な当局者が少なく、追及は限られると予想している。

クレディ・スイスはフェイスブックの目標株価を240ドル、コーウェンは220ドルでそれぞれ維持し、投資判断はいずれも「アウトパフォーム(買い)」で据え置いた。

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