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官房長官、中国主導のインフラ銀巡る麻生氏発言「従来の政府見解と同じ」

菅義偉官房長官は20日午前の記者会見で、中国が主導するアジアインフラ投資銀行(AIIB)への日本政府の関与について「参加については慎重な立場」と従来の政府見解を繰り返し強調した。AIIBへの日本政府の参加を巡り、麻生太郎副総理・財務相は同日午前の閣議後の記者会見で、AIIBについて「誰が融資を決定するかなどは極めて重要だ」との認識を示した上で、「こういうところが確保されれば、少なくともこの中に入って(参加に向けて)協議になる可能性はある」と発言。融資審査の透明性が確保されれば、AIIBへの参加の可能性を示唆した。

この発言を巡り、菅氏はAIIBに関して「公正なガバナンスが確立できるのか。さらに債務の持続可能性を無視した貸し付けを行うことによって他の債権者にも損害を与えることになるのではないか」との懸念をあらためて指摘。「麻生氏も同じ立場で、これらの問題が解消されない限りにおいては(日本政府が)参加することはあり得ないという趣旨で発言されたのではないか」との見方を示した。

日本政府の立場と麻生氏の考え方に違いはないのかとの記者団の質問に対して、菅氏は「全く一緒だ」と答えた。〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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