全国百貨店売上高、8月は2.3%増 気温上昇、駆け込み消費も

2019/9/20 15:07
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日本百貨店協会が20日発表した8月の全国百貨店売上高は4200億円(全店ベース)だった。既存店ベースでは前年同月比2.3%増と、5カ月ぶりに前年実績を上回った。気温上昇により主力の衣料品販売が好調だったうえ、昨年に比べて休日が2日多かったことも寄与した。

商品別では構成比の高い衣料品が1.6%増と、14カ月ぶりに前年実績を上回った。紳士服が7.1%増と好調だったが、婦人服はほぼ横ばいだった。化粧品が4.4%増となったほか、富裕層が中心の高額商材である美術・宝飾・貴金属が23.8%増と大きく伸びた。

地区別では東京地区の売り上げが既存店ベースで4.7%増と5カ月ぶりに増加した。主要10都市全体では3.1%増となった一方、10都市以外の地区は0.4%増と小幅な伸びにとどまった。

訪日客向けの免税売上高は0.7%減の256億円と7カ月ぶりに前年実績を下回った。1人当たりの単価は6.9%増と伸びたものの、客数が7.1%減と3カ月連続で前年を下回った。円相場の高止まりや国際情勢の緊張などを受けた訪日客数の減少が響いた。

同協会の山崎茂樹専務理事は「10月の消費増税を前に大都市を中心に宝飾品やお酒などで駆け込み消費が見られる」と語った。9月については「17日までの状況を調査すると、特殊要因を除いて4~5%増」と説明し、消費増税前の駆け込み消費が続くとの見方を示した。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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