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貿易統計が改善、赤字35%減・輸出9.6%増 10月

財務省が20日発表した10月の貿易統計速報(通関ベース)によると、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は7100億円の赤字だった。貿易赤字は28カ月連続だが、前年同月に比べ赤字額は35.5%減少した。アジアや米国、欧州連合(EU)の各地域向けに輸出額が増え、輸出全体の数量指数も2カ月連続で前年を上回った。

貿易赤字は28カ月連続だが、前年同月に比べ赤字額は比べ35.5%減少した

QUICKが19日時点で集計した貿易収支の民間予測の中央値は1兆224億円の赤字だった。輸出額は前年同月比9.6%増の6兆6885億円で、2カ月連続で増加した。自動車や船舶、鉄鋼などの輸出増加が寄与した。アジア向けは10.5%増の3兆6003億円で、うち対中国は7.2%増の1兆2296億円。アジア、中国向けともに輸出額は、現行基準で比較可能な1979年以降、10月として最大となった。輸出全体の数量指数は4.7%増と、2カ月連続で前年を上回った。2カ月連続の増加は、2013年10~12月に3カ月連続増加して以来となる。

一方の輸入額は2.7%増の7兆3985億円で、10月として最大だった。携帯電話を含む通信機、肉類、液化天然ガス(LNG)の増加が目立った。アジアからは4.2%増の3兆4619億円で、うち対中国は9.6%増の1兆8164億円。EUからの輸入額は4.9%増の6997億円。いずれも10月としては最大となった。

為替レート(税関長公示レートの平均値)は1ドル108円36銭で、前年同月比10.3%の円安。地域別の貿易収支は対アジアが1384億円の黒字と2カ月ぶりに黒字になったが、対中国は32カ月連続の赤字だった。〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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