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国内株概況

株、20年も強気維持か 人手不足、効率化…銘柄探し活発

2019/12/20 12:45
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20日午前の東京株式市場で日経平均株価は続落し、前日比59円安の2万3804円で終えた。年初来高値圏で推移し、利益確定売りが優勢だった。秋口以降の株高をけん引した海外勢がクリスマス休暇に入る時期に差しかかり、日経平均が28年ぶりの高値を試すのは年明け以降にお預けとなりそうだ。閑散相場が続くなか、機関投資家は早くも2020年を見据えて動き始めている。

「20年も日本株は上昇相場が続く。下げた場面では積極的に押し目買いを入れ、『強気』を維持するつもりだ」。そう話すのは三菱UFJ国際投信で債券や株式を組み合わせるバランス型ファンドの運用を担当する石金淳チーフファンドマネジャーだ。

石金氏は世界で金融緩和状態が続くなか、半導体市況や米国景気の改善をけん引役に20年も株高基調が続くと読む。米大統領選を控え、米中貿易交渉が休戦状態に入りそうなことも追い風という。ただ、足元では実体経済と株価水準の乖離(かいり)が大きくなるなど過熱感が出ており、年明けに株価調整があるともみる。いまは利益確定売りを出して持ち高を減らしているが、次の急落局面で積極的に買いたいと語る。

19年は米中貿易交渉の動向に左右される展開が続いたが、秋口以降の株高で投資余力の増した投資家はリスクをとる動きを強めている。実際、機関投資家の運用成績も上向いており、米調査会社ヘッジファンド・リサーチ(HFR)が算出する「グローバル・ヘッジファンド指数」は18日時点で1286.15と18年2月以来1年10カ月ぶりの高値圏にある。

成長期待の高い銘柄を仕込む動きも活発になっている。ある外資系運用会社の日本株担当ファンドマネジャーが秋口以降の株高局面で買った銘柄の1つがスシローグローバルホールディングスだ。回転ずしの国内市場は大手の寡占化が進み、価格維持のためにはコスト削減が欠かせない。スシローGHは数年前に専門チームを立ち上げ、いち早く店舗運営を効率化する研究に取り組んできた。20年9月期の連結営業利益は前期比12%増の162億円を見込む。

スシローGHのように、人口減少による競争激化や人手不足といった日本が抱える問題に向き合い、商機に変える企業の投資妙味は大きいという。同ファンドマネジャーは「働き方改革」という追い風をとらえ、20年3月期に連結営業利益で26年連続の過去最高を見込むオービックの買い増しも進めていると明かす。両銘柄とも20日午前は逆行高となった。

20年は米大統領選をはじめ、相場の先行きを左右する重要イベントが続く。米中貿易交渉も両国が第1段階の合意に達したとはいえ、なお予断は許さない。最近の株式相場は足踏みモードにも見えるが、年明け以降の株価急変リスクに備え、強気姿勢の一方で冷静さも求められる。

〔日経QUICKニュース(NQN) 末藤加恵〕

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