円急落、思惑呼ぶアジアでの売り 年度末の日本勢か
日経QUICKニュース(NQN) 編集委員 今 晶
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19日の外国為替市場で円相場が急落し、ニューヨーク市場では一時1ドル=111円60銭近辺と約9カ月ぶりの安値を付けた。オセアニア市場で付けたこの日の高値である109円85銭近辺からの振れ幅は2円近くと、久しぶりの大きさになった。円安の背景について市場では、中国の景気刺激策への期待や良好な米経済指標を受けたリスクオン(リスク選好)の構図が挙げられている。
参加者の主な関心事は、アジアや欧州の取引時...
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