6月の日銀議事要旨、「政策効果を丁寧かつ慎重に点検することが重要」 多くの委員

2020/7/20 9:40
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日銀は20日、6月15~16日に開いた金融政策決定会合の議事要旨を公表した。新型コロナウイルスの感染が拡大した3月以降、日銀は金融緩和策を相次いで打ち出した。6月会合では「一連の政策の効果を丁寧かつ慎重に点検していくことが重要」との認識を多くの政策委員が共有した。その上で一人の委員は、新型コロナ対応のための「日銀の政策措置はおおむね出そろった」と発言した。

日銀は6月会合で大規模な金融緩和政策の維持を決定した。委員は、新型コロナの影響を注視した上で、必要があればちゅうちょなく金融緩和措置を講じるとの姿勢を改めて確認した。

6月会合では現状の景気認識を「きわめて厳しい状態にある」に変更した。多くの委員が、新型コロナについて「グローバルにみればいまだ収束のメドは立っていない」との見方を示した。一方で5月に政府の緊急事態宣言が解除されたことで、国内景気については「ごく足元では、底打ちの兆しもうかがえる」との声も何人かの委員から出た。

物価については、今のところ「値引きで需要を奪い合うというデフレ的な価格設定行動が広がる状況にはなっていない」と複数の委員が指摘した。先行きの物価について、委員は景気が改善するもとで徐々に上昇率を高めていくとの見方で一致したものの、複数の委員からは新型コロナの影響が広がるなかで企業の価格設定行動に対する不確実性を指摘する声も上がった。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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