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15年度の貿易収支、5年連続赤字 1兆792億円、輸出3年ぶり減

財務省が20日発表した2015年度の貿易統計(速報、通関ベース)によると、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は1兆792億円の赤字(14年度は9兆1277億円の赤字)となった。年度別の貿易赤字は5年連続。ただ赤字額は過去最大だった13年度(13兆7564億円の赤字)をピークに縮小傾向にある。15年度は原油安の影響で輸入額が大幅に減少。輸出額も3年ぶりに減ったが、赤字額は大きく減った。

輸出額は0.7%減の74兆1173億円だった。鉄鋼や有機化合物、鉱物性燃料などの輸出が減った。景気が減速している中国向けの輸出額が3.1%減少し、3年ぶりに落ち込んだ。対中の貿易収支は6兆625億円の赤字となり、赤字額は統計を開始した1979年度以降で最大だった。

輸入額は10.3%減の75兆1964億円と、2年連続で減少した。原油価格の下落を受け、原粗油や液化天然ガス(LNG)、石油製品の輸入が大きく減った。一方、医薬品は膨らみ、欧州連合(EU)からの輸入額は過去最大だった。

3月単月の貿易収支は7550億円の黒字で、2カ月連続の貿易黒字となった。黒字額は2月から拡大し、2010年10月以来の高水準だった。輸出額が前年同月比6.8%減った一方、輸入額も原油安の影響で14.9%減少した。対中輸出は7.1%落ち込んだ。〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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