2019年8月18日(日)

米株高好感、円高警戒で上値は重く(先読み株式相場)

2019/6/20 7:55
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20日の東京株式市場で日経平均株価は前日終値(2万1333円)を挟んだ水準で一進一退の展開となりそうだ。米連邦準備理事会(FRB)による利下げ観測の強まりを背景に19日の米株式相場が上昇し、投資家心理は強気に傾きやすい。だが、米利下げに伴う円高進行への警戒から輸出関連株を中心に戻り待ちの売りも出やすく、相場の上値は限られそうだ。

19日は米ダウ工業株30種平均が3日続伸し、前日比38ドル高の2万6504ドルと約1カ月半ぶりの高値を付けた。FRBが19日まで開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)後に公表した声明で「景気拡大を維持するために適切に行動する」と表明。FOMCメンバーの政策金利見通しでは8人が年内の利下げを見込むなど、FRBが金融緩和に前向きな「ハト派」に傾いたとの受け止めが広がり、米株式相場の支えとなった。

米株高は日本株相場の上昇を後押しするが、上値を追う投資家は限られそうだ。日本時間20日朝のシカゴ市場で日経平均先物9月物は2万1280円と、前日の大取清算値(2万1270円)とほぼ同水準で推移している。

米利下げ観測を受け、外国為替市場では幅広い通貨に対してドル安が進み、ニューヨーク市場では円が対ドルで1ドル=107円台後半まで上昇する場面もあった。円高進行への警戒から自動車など輸出関連株に採算改善を期待した買いは入りにくい。市場では「ドル安局面では輸出競争力が増す米国株や資金流入期待が高まる新興国株を選好する」(国内運用会社のファンドマネジャー)との声も聞かれた。

日銀は20日、金融政策決定会合の結果を公表する。市場では現行の「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」を維持するとの予想が多い。FRBや欧州中央銀行(ECB)の金融緩和観測が強まるなか、記者会見で黒田東彦総裁が今後の金融政策に関してどう発言するかが注目で、午後には株式相場が一段と膠着感を強めそうだ。黒田総裁が上場投資信託(ETF)の買い入れ枠拡大などの追加緩和策に言及すれば、あす以降の日本株買い要因になりうる。

欧州では欧州連合(EU)首脳会議が開催される。イングランド銀行(英中央銀行)は金融政策委員会の結果と議事要旨を公表する。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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