トヨタ社長「仲間を信じ、捜査に協力」 役員逮捕

トヨタ自動車の豊田章男社長は19日、常務役員で米国籍のジュリー・ハンプ容疑者が麻薬取締法違反(輸入)の疑いで逮捕されたことを受けて都内で記者会見を開き、「世間を騒がせて申し訳ない」と陳謝した。
会見には豊田社長のほか、早川茂専務役員が出席。冒頭で豊田社長は深々と頭を下げた。ハンプ容疑者については「我々にとってかけがえのない仲間」としたうえで、「仲間を信じて、当局の捜査に全面的に協力する」と述べた。また、「法を犯す意思がなかったことを信じている」と話した。
ハンプ容疑者の逮捕容疑は、6月11日に米国から麻薬成分の「オキシコドン」を含む錠剤57錠が入った国際宅配便を輸入した疑い。同容疑者は18日午前に滞在先の東京・六本木のホテルで逮捕された。〔日経QUICKニュース(NQN)〕