衆院解散で開くパンドラの箱 「日銀に予期せぬ出口」
日経QUICKニュース(NQN)編集委員 永井洋一
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衆院解散の観測が急浮上した。投資家は政治空白がもたらす不確実性という新たな難問を抱え込んだ。これから注意すべきは株価よりもむしろ、財政不安がもたらす悪い円安と長期金利の上昇というパンドラの箱が開くシナリオだ。
朝鮮半島有事に備え、安倍晋三首相は日本の安全保障とともに、2019年秋の消費増税に伴う税収の使途変更も争点としたい考えだ。借金返済から子育て支援に回すことで、財政健全化はさらに遠のく。...
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