百貨店売上高、8月0.3%減 台風など天候不順響く、5カ月連続減

2014/9/19付
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日本百貨店協会が19日発表した8月の全国百貨店売上高は、全店ベースで4272億円だった。既存店ベースでは前年同月比0.3%減。消費増税後の4月以降、5カ月連続でマイナスとなった。8月上旬に台風が相次ぎ到来したうえ、西日本を中心に多雨となった影響で月前半が低調だった。

8月は前年同月より休日が1日多かったことが「約1.5ポイントの押し上げ要因になった」(同協会の井出陽一郎専務理事)が、6月(4.6%減)や7月(2.5%減)からは減少幅が縮小した。井出氏は「駆け込み需要の反動減の影響は着実に和らいでいる」と強調した。天候不順の影響が一巡した8月下旬からは、気温低下で秋物需要が盛り返したという。

品目別では衣料品が1.2%減、食料品は0.6%減。美術・宝飾・貴金属は4.2%減った。一方、高級ブランドが好調な化粧品は4.1%伸びた。

地区別では、大阪(2.5%増)や東京(1.3%増)、福岡(2.4%増)といった都市圏中心にプラスだった。一方、主要10都市以外の地区別で北海道と中部がともに2.3%減となるなど、地方は苦戦傾向にある。

外国人向けの免税品売上高は41.3%増の47億円だった。訪日客の増加を背景に好調が続き、8月として過去最高を記録した。

同時に発表した東京地区の百貨店売上高は1055億円で、既存店ベースでは1.3%伸びた。増税後で初めてプラスとなり、5カ月ぶりに前年を上回った。品目別では、化粧品や衣料品などが伸びた。

同協会は9月の全国百貨店売上高に関して「前年同月は台風の影響で下旬に苦戦し、この反動増も見込まれる」と指摘。「休日数は1日少ないが、昨年実績を上回る可能性もある」としている。〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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