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米マイクロン決算、減収減益も市場予想上回る 時間外で株価大幅高

【NQNニューヨーク=戸部実華】米半導体大手のマイクロン・テクノロジーが18日夕に発表した2019年9~11月期決算は売上高が前年同期比35%減の51億4400万ドル、純利益は85%減の4億9100万ドルだった。メモリー市況の低迷が響き、大幅な減収減益だった。ただ、売上高は市場予想(49億9000万ドル)を上回り、時間外取引で株価は大幅に上昇している。

特別項目を除く1株利益は0.48ドルとQUICK・ファクトセットがまとめた市場予想(0.47ドル)を上回った。あわせて示した19年12月~20年2月期の売上高見通しは45億~48億ドル、特別項目を除く1株利益見通しは0.29~0.41ドル。中央値は市場予想(47億5000万ドル、0.39ドル)を小幅に下回る。

マイクロンのサンジェイ・メロートラ最高経営責任者(CEO)は発表資料で「業績のサイクルは12~2月期で底入れすると楽観している」との見方を示した。

市場ではメモリー市況の改善期待が高まっている。来年は次世代通信規格「5G」やゲーム機の買い替えサイクルなどが追い風となる見込み。ウェドブッシュ証券は「DRAM、NAND型フラッシュメモリーともに需要の伸びが加速する」と予想する。

決算発表を受け、18日夕の米時間外取引でマイクロン株は買われている。通常取引を前日比0.1%高で終えた後、終値を4%あまり上回る場面があった。

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