2019年7月21日(日)

ゴールドマン・サックス、ガス取引で1億ドル損失 ウォール紙報道

2017/8/19 1:32
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【NQNニューヨーク=横内理恵】米金融大手ゴールドマン・サックスの2017年4~6月期の業績下振れの一因は、天然ガス相場関連の取引の損失だったとの見方が広がっている。米国最大のシェールガス鉱区マーセラス地区での天然ガス相場の下落で、1億ドル(約109億円)程度の損失を被ったという。18日付のウォール・ストリート・ジャーナル紙(電子版)が事情に詳しい人物の話として報じた。

ゴールドマンは同地区でガス生産を手掛ける企業が価格安定のためにヘッジした取引の相手方となったようだ。同地域でパイプラインが完成する予定だったため、ゴールドマンは輸送能力が高まるとの観測から相場が上昇すると見込んでいた。しかしパイプラインの建設が大幅に遅れることが分かり、5~6月に相場は急落したという。

ゴールドマンの4~6月期決算は投資先の未上場企業の含み益を計上したのが奏功し1株利益は市場予想上回ったものの、主力の売買仲介(トレーディング)部門の苦戦で減収となった。債券や外国為替、商品のトレーディング収入が40%減の11億5900万ドルに落ち込んだのが主因で、天然ガス価格の予想外の下落が重荷になった可能性が高い。

商品トレーディング部門は長年、ゴールドマンの中核事業の1つで、ウォール紙によるとブランクファイン最高経営責任者(CEO)などの経営幹部も輩出してきた歴史がある。金融危機後に規制が強化され多くの金融機関が商品関連事業を縮小したが、ゴールドマンは同事業に注力する経営姿勢を変えていなかった。

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