昭電工、日立化を買収へ 1株4630円で全株取得目指す
昭和電工(4004)は18日、日立化成(4217)に対してTOB(株式公開買い付け)を実施すると発表した。昭和電の完全子会社であるHCホールディングス(東京・港)を通じて実施する。買い付け価格は1株4630円ですべての株式を取得し完全子会社を予定する。両社の持つ事業の強みを生かして先端材料事業者としての地位確立を目指す。
買い付け開始は2020年2月ごろ、期間は20営業日を予定する。国内外の競争当局による手続きに要する期間が確定し次第、速やかに公表する。買い付け予定株数の下限は1億3881万3300株、上限は設けない。
日立化成株の51%を保有する日立製作所(6501)は同日、TOBへの応募を表明し、日立化成はTOBへの賛同意見を表明した。TOBの結果次第で日立化成株は上場廃止となる可能性がある。
東京証券取引所は同日付で日立化株を監理銘柄(確認中)に指定したと発表した。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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