8月の訪日外国人、前年比99.7%減の8700人 コロナの影響続く
日本政府観光局(JNTO)が18日発表した8月の訪日外国人客数(推計値)は、前年同月比99.7%減の8700人だった。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う各国の渡航制限措置の影響で、日本を訪れる外国人がほとんどいない状態が続いている。減少率が90%を超えるのは3月以降、6カ月連続となる。
7月の推計値(前年同月比99.9%減の3800人)よりはわずかに増加した。JNTOの担当者は「検査体制の拡充や往来の段階的な再開とともに、ビジネス関連の受け入れは今後少しずつではあるが増えていくとみている」と説明している。
国・地域別にみると、中国からの訪日客数は前年同月比99.8%減の1600人、韓国は99.8%減の700人、台湾は99.9%減の400人、香港は100%減の40人、米国は99.4%減の700人だった。ベトナムは97.5%減の1100人、タイは99.2%減の400人だった。
同統計では小数点第2位を四捨五入しているため、一部の国・地域で減少率が100%となっている。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕