3月の第3次産業活動指数、4.2%低下の96.9 新型コロナで最低に
経済産業省が18日発表した3月の第3次産業活動指数(2015年=100、季節調整済み)は前月比4.2%低下の96.9だった。2カ月連続の低下で比較可能な2013年1月以来最低水準だった。新型コロナウイルス感染症の影響でサービス業など幅広い分野で落ち込んだ。経産省は基調判断を「急落している」に下方修正した。
11業種中、7業種が低下、4業種が上昇した。最も指数を押し下げたのは生活娯楽関連サービスで24.8%低下した。下げ幅は比較可能な13年1月以来最も大きい。外出・営業自粛の影響で飲食、旅行、レジャー関連で落ち込みが顕著だった。
最も指数を押し上げたのは医療・福祉だった。病院やクリニックの利用増が寄与し、3.5%上昇だった。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕