2019年6月18日(火)

9月の輸出22カ月ぶり減少 関空閉鎖も影響

2018/10/18 10:17
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財務省が18日発表した9月の貿易統計(速報、通関ベース)によると、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は1396億円の黒字だった。QUICKがまとめた民間予測の中央値は528億円の赤字だった。黒字は3カ月ぶりだが、前年同月と比べた黒字額は78.7%減少した。自動車や通信機などが振るわず、輸出が22カ月ぶりに減少した。原油高を背景にした輸入額の増加も続いた。

輸出額は前年同月比1.2%減の6兆7266億円だった。オーストラリア向け自動車や中国向け通信機などのマイナス寄与度が大きかった。米国向けの鉄鋼も大幅に減少した。

輸入額は同7.0%増の6兆5871億円。6カ月連続で増加した。サウジアラビアからの原粗油やオーストラリアからの液化天然ガス(LNG)が伸びた。原粗油の円建て輸入単価は49.7%上昇した。

財務省の担当者は「台風21号による関西国際空港(関空)の閉鎖で貨物輸送に影響が出た」と説明した。同省によると、関空の同月の輸出額は58.0%減の2336億円、輸入額は70.8%減の1061億円だった。

9月の対米国の貿易収支は5903億円の黒字で、黒字額は4.0%減少した。減少は3カ月連続。輸出は建設用・鉱山用機械などが振るわず0.2%減、輸入は原粗油やLNGなどが伸びて3.1%増となった。

対中国の貿易収支は3702億円の赤字だった。輸出は1.7%減と7カ月ぶりに減少した。

9月の為替レート(税関長公示レートの平均値)は1ドル=111円13銭。前年同月に比べて1.5%円安・ドル高に振れた。

同時に発表した2018年度4~9月の貿易収支は2220億円の黒字だった。ただ、黒字額は前年同期に比べ88.1%減少した。輸出は半導体等製造装置などの伸びで5.2%増、輸入は原油高などを背景に10.0%増となった。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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