2019年2月20日(水)

上昇も上値重く、米株高好感するが業績懸念重荷(先読み株式相場)

2019/1/18 8:12
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18日の東京株式市場で日経平均株価は上値が重い展開か。米中貿易摩擦の緩和に対する期待感から17日の米株式相場が上昇したほか、外国為替市場で円安・ドル高が進んでおり好感した買いが先行しそうだ。もっとも、決算発表の本格化を控えて日米の企業業績に対する警戒感も根強い。心理的節目の2万0500円に近づくと利益確定売りも出やすく、市場では朝高後に下落に転じる可能性を指摘する声もあった。

17日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3日続伸し、前日比162ドル高で終えた。ダウ・ジョーンズ通信などが同日、ムニューシン米財務長官が対中追加関税の一部もしくは全ての撤回を提案していると報じた。米中貿易摩擦に対する懸念がやや後退し、建機のキャタピラーなど中国関連銘柄をはじめ幅広い銘柄に買いが入った。外国為替市場でも円相場は1ドル=109円前半まで下落している。

大阪取引所の夜間取引で日経平均先物3月物は2万0500円と、前日の清算値を150円上回った。

ただ、投資家の間で米中貿易摩擦が企業業績に及ぼす影響に対する懸念は引き続き強い。日本電産(6594)は17日、中国での需要減少などを理由に2019年3月期の業績見通しを大幅に下方修正した。日電産の永守重信会長は同日の記者会見で「全てのセグメントで大きな変化が起きた」と発言。18年11~12月については「落ち込みは尋常ではない」との認識も示しており、電子部品や機械といった輸出関連株には業績警戒感から改めて売りが波及する可能性がある。

みずほ証券の三浦豊シニアテクニカルアナリストは「節目となる2万0500円前後では戻り売りも出やすい」と指摘。米株高や円安が支援材料となり底堅い展開が想定されるものの「今後は業績の下方修正が相次ぐ可能性があり、日中の為替や中国株などの動向次第では日経平均は下落しそうだ」とみていた。

米動画配信大手ネットフリックスの株価が時間外取引で下落していることも、足元で反発基調だった米ハイテク株の先行きに対する不透明感を生みそうだ。同社が17日に発表した18年10~12月期決算では、売上高が市場予想を下回った。

国内では、総務省が寄り付き前に18年12月と18年平均の全国消費者物価指数(CPI)を発表する。海外では、18年12月の米鉱工業生産指数や1月の米消費者態度指数(ミシガン大学調べ)が発表される。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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