3兆ドルの米「瀬戸際」債に迫る売り FRB利下げが合図か
日経QUICKニュース(NQN) 編集委員 永井洋一
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「米連邦準備理事会(FRB)の金融緩和への転換が、金融市場の宴の終わりを告げる合図になるのではないか」。18~19日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に市場でこんな議論が交わされている。背景にあるのは、最近の急ピッチな金利低下が深刻な景気後退の予兆であるという見方だ。
「いったん投機的等級に転落すると、投資適格債への投資を義務付けている投資信託は投げ売り(fire sales)を迫られる...
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