2018年5月25日(金)

12月末の家計金融資産、最高の1800兆円 円安・株高反映、日銀統計

2017/3/17 10:12
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 日銀が17日発表した2016年10~12月期の資金循環統計(速報)によると、家計が保有する金融資産の残高は16年12月末時点で前年比0.9%増の1800兆円だった。15年12月末の1783兆円を上回り、比較可能な05年3月末以降で過去最高となった。金融資産のうち、52.0%を占める現金・預金の残高が1.8%増の937兆円と過去最高となったことや株式相場の上昇により投資信託や株式等の資産価格が押し上げられたことが寄与した。

 民間企業が保有する金融資産のうち現金・預金の残高は7.5%増の244兆円だった。対外直接投資も12.6%増の123兆円で過去最高となった。円安が寄与し、外貨建て資産の価値が上昇した。

 金融機関の貸し出しは4.3%増の807兆円で、過去最高だった。住宅ローンを中心に家計向けの貸し出しが増加を続け、3.2%増の277兆円と過去最高だった。海外向けの貸し出しは5.1%増の84兆円で、15年9月末以来5四半期ぶりにプラスに転じた。円相場が円安方向に振れ「外貨建ての貸出残高が膨らんだ」(調査統計局)という。

 国債保有者の内訳をみると、16年12月末時点で日銀が保有する国債残高は27%増の421兆円だった。保有者全体に占める比率は39.1%で16年9月末を上回り、残高・保有比率ともに過去最高を更新した。海外勢の国債保有残高も4.1%増の113兆円、比率は10.5%で、過去最高だった。国内銀行など預金取扱機関は12.1%減の209兆円だったが、減少幅は16年3月末以降、4四半期連続で縮小した。〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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