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くは72さん、投資方針書できっちり(投信ブロガー)

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2018/8/21 12:00
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「くは72」さんは薬剤師として関西の中規模病院に勤務する30代半ばの独身男性で、実家で母親と2人暮らしをしている。ブログタイトルの「4+4=6でもない。8はパーなのだ。」は大好きだったテレビアニメ「天才バカボン」の主題曲の歌詞の一節をもじったもので、ハンドル名の「くは72」は算数の九九(くく)の「9×8=72」を意味する。ひょうきんなイメージとは裏腹に、物事を計画通りに進めて行くきちょうめんな性格から、資産運用は「投資方針書」通りにきっちりと実行しているのが特色だ。青年投資家、くは72さんの投資スタイルを聞いた。

■世間話きっかけ、1億円を目標に

――投資のきっかけを教えてください。

「働き始めた2009年(当時25歳)から30歳をひとつの区切りとして、預金額1000万円を目標に貯蓄と節約に励みました。もともと物欲も少なく、無駄遣いをしない性格です。勤務先が自宅から自転車で通える距離にあり、帰りにお酒を飲みに行く習慣もなかったので、わりあい順調に目標額をためることができました」

「職場で出会う高齢の患者さんと世間話をするうちに、経済面で切実な苦労を抱えているのを知り、ある時『夫婦の豊かな老後に必要な金額』がおおよそどのくらいになるか調べてみたのです」

「そうすると、定年の60歳から90歳まで、公的年金に頼らずに毎月30万円程度を取り崩して、簡単な葬儀ができるほどの金額を残そうとすると、ざっくり1億円必要になるという計算でした」

「当時の手取り収入を毎月ためても不可能な金額に、血の気が引く思いがし、どうすれば1億円の目標金額を達成できるか真剣に考えてみました」

「目標達成には収入を増やす、支出を減らす、資産を増やすことの3つしかありません。すでにかなり倹約した生活をしていたため、支出を減らすことは諦め、勤務後の時間を使い週2~3回程度、調剤薬局でのアルバイトを始めることで収入増を図りました」

「そして資産を増やすために、書店に並んでいるマネー誌などを読んで、外貨預金、個別株、FX(外為証拠金)取引、不動産投資などの情報収集を始めました」

■個別株投資から最終的にインデックス投資へ

「資産運用ではまず個別株投資を試しました。自分が薬剤師なので勘の働く、新薬開発で見込みがありそうな製薬企業に集中投資しました」

「当初は順調に利益が出ていたのですが、臨床試験の最終段階で突如開発を中止したため株価が急落し、自身のリスク許容度を大きく超える含み損が出てしまいました。株式投資で利益を上げ続けることは、たとえ自分が良く知っているつもりの業界の株でも無理だと悟りました」

「その後も様々な書籍を読み漁り、最終的にたどり着いたのがインデックス投資を中核にした投資手法です。預金1000万円を達成した13年9月には、投資信託の積み立て投資を始め、同時にブログを開設しました」

■他人を出し抜く必要なしのインデックス投資

――なぜブログを始めたのですか。

「投信の購入状況を記録するためと、自分の逃げ道をふさぐためです。インデックス投資で成功する唯一の方法は、『いかなる相場でも市場に居続けること』だと書籍で学びました。公言した約束は破れない性格なので、何があっても長期投資することをブログ上で宣言したのです」

「思わぬ出会いも待っていました。それまで接点のなかった人達とも交流を持つようになり、積み立て投資で資産形成するコツコツ投資家の集まりを大阪で主催できるまで仲間が増えました。東京で開催される投資家イベントにも積極的に参加して、親交を深めています」

「インデックス投資では、他人を出し抜く必要はありません。投資スタイルは違っていてもいいのです。お互いの投資に対する考え方を話し合ったり、新たな知識を吸収したりすることが、投資を継続する原動力になっています」

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