機械受注5.7%増 11月、非製造業の発注伸びる
内閣府が17日発表した2017年11月の機械受注統計は、民間設備投資の先行指標とされる「船舶・電力除く民需」の受注額(季節調整値)が前月比5.7%増の8992億円だった。増加は2カ月連続。受注額は08年6月以来、9年5カ月ぶりの大きさとなった。非製造業からの受注が伸びた。内閣府は基調判断を「持ち直しの動きがみられる」で据え置いた。
非製造業の発注は4808億円と9.8%増えた。車両を発注した運輸業・郵便業が伸び、卸売業・小売業では流通設備の大型案件が発生。省力化投資が続く建設業も建設機械を注文した。
製造業は0.2%減の4206億円だった。減少は2カ月ぶり。化学工業が前月に発注を増やした反動が出た。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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