米株高好感、中国統計までは様子見も(先読み株式相場)

2019/4/17 8:04
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17日の東京株式市場で日経平均株価は続伸しそうだ。前日の米ハイテク株の上昇が投資家心理の改善につながる。電気機器などに買いが先行するだろう。一方、日経平均は2万2000円の大台を超えやや過熱感もあり、株式相場の先行きに慎重な姿勢を示す個人投資家の売りが出やすい。中国の統計発表が集中するとあって、様子見姿勢を決め込む投資家も多い。市場では2万2400円程度が上値のメドと見込む声が聞かれる。

17日早朝の大阪取引所の夜間取引で、日経平均先物6月物は2万2240円と、前日の清算値を20円上回った。

16日の米株式市場で主な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が前日と比べて3%を超える上昇となった。アップルとスマートフォン(スマホ)向け半導体の特許使用料を巡る訴訟で和解した半導体のクアルコムが大幅高となった。東京市場でも半導体関連や電子部品株が買われそうだ。

日米両政府は16日午後(日本時間17日午前)、閣僚級による貿易交渉の初会合を終えた。協議後に記者会見した茂木敏充経済財政・再生相は「農産品と自動車を含む物品貿易の議論を開始する」と表明した。「早期に良い成果を出したいということでは互いに一致している」と述べた。市場では「具体的な交渉内容に言及しておらず、株式相場の反応は限られる」(三菱UFJモルガン・スタンレー証券の藤戸則弘チーフ投資ストラテジスト)との見方もある。

国内では財務省が3月と2018年度の貿易統計を発表する。日本政府観光局(JNTO)は3月の訪日外国人客数を発表。海外では中国が1~3月の国内総生産(GDP)や3月の工業生産高などを発表する。市場では「工業生産高で中国の景況感の改善基調が確認できれば、日本の機械株などに買いが波及する公算が大きい」(国内証券のアナリスト)との声が聞かれた。米国では2月の貿易収支の発表がある。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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