9月の訪日外国人5.2%増、ラグビーW杯で欧米豪からの訪日客増
韓国人訪日客は2014年5月以来の低水準

2019/10/16 17:45
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日本政府観光局(JNTO)が16日発表した9月の訪日外国人客数(推計値)は、前年同月比5.2%増の227万2900人だった。ラグビーワールドカップ(W杯)2019日本大会の開催を受け、同大会出場国を含む欧米豪各国からの訪日客数が前年同月に比べ7万7000人増えた。中国人訪日客が堅調だったことや、昨年9月が台風や北海道地震の影響を受け、訪日客が減少した月であったことの反動も増加の要因となった。一方、日韓関係の悪化を受け、韓国からの訪日客は大幅減となった。

国・地域別でみると、英国からの訪日客が前年同月比84.4%増の4万9600人と大幅に増えた。単月としては過去最高となる。ラグビーW杯を目的とした訪日需要の高まりに加え、4月に10年ぶりに復活したロンドン・ヒースロー空港と関西国際空港を結ぶ路線などによる航空座席数の供給増も寄与した。

ラグビーW杯を目的とした訪日客では、出場国のオーストラリアからが24.4%増の6万500人、同様にカナダが23.4%増の2万8500人、イタリアが9.2%増の1万3400人と、いずれも9月として過去最高を更新した。

一方、韓国からの訪日客数は58.1%減の20万1200人と大幅に減少した。2014年5月(19万5263人)以来の低水準となる。日韓関係の悪化を受け、訪日旅行を手控える動きが出ているほか、航空便に減便や運休の動きが出ていることの影響があらわれた。

中国からの訪日客は25.5%増の81万9100人だった。9月としては過去最高。新規就航や増便による航空座席供給量の増加や1月から開始した個人査証の発給要件緩和の効果などを受け、引き続き好調だった。

その他の国・地域をみると、台湾が14.3%増(37万6200人)、米国が21.6%増(12万7200人)、フランスが31.6%増(2万6500人)と、堅調だった国・地域が多かった。大規模デモなどの抗議活動の影響が懸念された香港も23.6%増(15万5900人)と増加した。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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