株高に冷水、「原材料」に世界景気変調のサイン
日経QUICKニュース(NQN) 編集委員 永井洋一
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サウジアラビアの政情不安やベネズエラの債務危機などがきっかけとなり、世界の市場にリスク回避の空気が広がってきた。投資家の関心が改めて脆弱な新興国経済に向かい始めている。
東京株式市場では日経平均株価が11月7日に約26年ぶり高値を付けた後、8日から15日までに6日続落して下落幅は900円あまりに達した。米ダウ工業株30種平均は8日の最高値から15日までに300ドル近く下げた。
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