4月の企業物価指数、4.2%下落 6年5カ月ぶり低水準

2016/5/16 10:23
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日銀が16日に発表した4月の国内企業物価指数(2010年平均=100)は前年同月比4.2%下落の99.3だった。前年同月を下回るのは13カ月連続でリーマン・ショック後の09年11月以来6年5カ月ぶりの低水準だった。下落率も09年11月以来の大きさだった。電力やガスの値下がりが続いていることに加え、円高も物価押し下げた。市場予想の中央値である3.7%の下落を下回った。

新日鉄住金君津製鉄所(千葉県君津市)

新日鉄住金君津製鉄所(千葉県君津市)

4月の指数は前月比では0.3%下がった。電力・都市ガス関連の価格下落に加えて、薬価改定で医薬品価格が下がった。一方、鉄鉱石の国際価格の上昇を受けて鉄くずは価格が上昇した。

円ベースの輸出物価は前月比で1.0%下落、前年同月比で9.5%下落。円高進行で輸入物価は前月比で1.1%下落、前年比では19.4%下げた。

「エネルギー関連の価格契約は昨年末から年初の原油価格などを基に算出されている。最近回復しつつある原油の国際市況が反映されるのには時間がかかる」(調査統計局)という。

企業物価指数は企業間で売買するモノの価格動向を示す。公表している814品目のうち、前年同月比で上昇したのは242品目、下落は492品目となった。下落品目と上昇品目の差は250品目で3月の143品目からから拡大した。〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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