2018年5月25日(金)

日経平均、米株安が重荷に(先読み株式相場)

2018/5/16 8:01
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 16日の東京株式市場で日経平均株価は前日終値を100円程度下回る2万2700円前後で底堅く推移しそうだ。米長期金利の上昇で前日の米株相場が下落したため、朝方は主力株に売りが先行するだろう。ただ、日米金利差の拡大で円相場は1ドル=110円台前半に下落しており、下値には輸出関連株中心に押し目買いが入りやすい。チャート分析上は5日移動平均(2万2669円)が支持水準とみられる。

 15日発表の4月の米小売売上高は前月比0.3%増え、3月分は上方修正された。個人消費の持ち直しで米景気拡大が意識されたほか、原油先物相場の上昇も重なり米国の利上げ加速への見方が広がった。

 米長期金利は一時3.09%と約6年10カ月ぶりの高さとなり、投資指標面で割高なハイテク株などに売りが出た。この流れを受け、16日の東京市場でも半導体関連株に売りが先行する公算が大きい。

 その半面、外国為替市場では円安・ドル高が進んでいる。2019年3月期の想定為替レートを1ドル=100円としている日電産三菱電などを中心に、収益採算の改善を期待する投資家の買いは相場全体を下支えしそうだ。

 国内では内閣府が8時50分に1~3月期の実質国内総生産(GDP)速報値を発表する。市場予想の中央値は前期比年率0.1%減。輸出は堅調な半面、消費や住宅投資が落ち込み9四半期ぶりのマイナスになるとみるエコノミストが多い。「悪天候による落ち込みが剥落する4~6月期にはプラスに転換する」との声があるが、予想を超えるマイナス幅になれば消費関連株などへの買いが手控えられる可能性がある。

 海外では中国ネットサービスの騰訊控股(テンセント)が18年1~3月期決算を発表する。米国で4月の住宅着工件数が公表になる。同月の米鉱工業生産も発表される。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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